
首の強い痛み 40歳代 男性
この方のお悩みと経過(カテゴリ:肩こり・首の痛み )
藤沢市在住の40代男性が、首の強い痛みを訴え来院した。ここ半年ほど左肩から左首の強い痛みが出てから改善しないため、友人に紹介されてTRINITYカイロプラクティックに来院した。
初回は 左肩甲骨上部から頚椎にかけての筋肉の緩和操作をメインに行った。また、頚椎の可動制限が強くみられたため、頚椎関節のカイロプラクティック アジャストメントを行った。調整後は頚椎の左側屈の改善と痛みの消失がみられた。
2回目の来院時には、上記の痛みが4割程度改善したとのことであった。体幹の左側屈でも痛みが再現されるため、頚部以外の問題を考慮し、肩甲上腕関節周囲から上~中部胸椎の可動性の向上を狙い関節操作を行った。
3回目の来院時には、初回来院時より痛みが8割程度改善していた。しかし、左腋窩周囲の痛みを新しく感じるようになっていた。そのため、左肩甲骨下部周囲の検査を行った結果、左肩甲下筋の硬結がみられたために当該部位の施術を行った。施術後は、左腋窩の痛みは半減していた。
4回目の来院時には、左腋窩の運動時痛だけに変化していた。頚椎および体幹の左側屈でも痛みが再発されず、左側を下にして寝ても痛みが再現されない状態であった。よって、左腋窩の問題に集中して施術を行い、腋窩の筋肉群を伸張させた。
5回目の来院時には良好な状態を随分継続できたとのことであったが、このような状態を招いた、肩甲骨の位置の矯正を行う施術に移行した。現在、2週間に一度の頻度で肩甲骨位置の矯正を行っている。
担当 太田コメント
本症例の方は、7~8年まえにスノーボードで左肩甲骨の骨折をした既往がある方でした。骨折から回復した後は、何のリハビリもしなかったようです。検査をすると、左肩甲骨が外側へかなり変位してしまい、左腋窩の筋肉が過度の収縮状態に陥いっていました。肩甲骨の位置が外側にあることで、肩甲骨上部から頚椎に付着する筋肉は逆にいつも伸張状態にあり、痛みを出し続けていたというメカニズムです。この方の場合、頚肩部の問題が主原因ではなく、骨折からくる肩甲骨の位置が原因であったということになります。首肩の痛みといっても、違う場所の問題が関わっていることも多くあります。痛みが長引いて無くならない場合には、ぜひ専門家である当院にお問い合わせ下さい。
2014年06月17日 14:08更新
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