疲れが溜まるとすぐ寝違えてしまう。 ３４歳　女性

横浜市港北区に在住の30代の女性が首の痛みを訴えて来院しました。以前から疲れが溜まると首が痛くなります。最初は左肩が痛くなって徐々に上にあがってくる感じです。今回も肩が痛くなりそれから首へ広がっていきました。左首のつけ根が特に痛く首を後ろに倒すことが出来ません。あまりに痛かったので2日前にマッサージに行きましたが変化はありませんでした。

来院時の症状

①左首の痛み
②頭を後ろに倒すと首のつけ根が痛む
③肩のコリと痛み（右＜左）

施術後の経過

初回のカイロプラクティック施術後、左首のつけ根の痛みはかなり軽減しました。首を後ろに倒した時の痛みも小さくなりました。その後、首を後ろに倒しても痛みは出なくなり、全体的なだるさに変わりました。数回施術を継続した後、スノーボードで肩をひねって傷めてしまいました。その影響で首の痛みも再発。肩の施術と平行して施術を継続し、なんとか改善することが出来ました。

担当　尾口コメント

今回のケースでは、二つの要素が重なって痛みを引き起こしました。一つ目は肩を安定させる筋肉の一つである前鋸筋という筋肉が筋力低下をおこしてしまった事です。この筋肉が正しく働かない事で肩甲骨の位置を安定させることが出来なくなってしまいました。二つ目が首の付け根（頚胸移行部）の関節の可動性が低下してしまった事です。関節の動きが固く、動かす度に筋肉に負担がかかってしまいます。この二つが同時に起こったので姿勢も崩れてしまい、筋肉に掛かる負担が増加し痛みを起こしてしまいました。疲労が溜まると更に姿勢の崩れも大きくなり痛みの増悪に繋がったと考えられます。このような方が正しい姿勢を維持するには、まず背骨のケアが必要になるのは言うまでもありません。

2014年02月13日 13:11更新