寝違え後に腕がしびれてきた 40代 男性(飲食業)

来院までの経緯

一週間前に朝起きたら首を寝違えていた。一週間が過ぎても首の痛みは改善せず、一昨日から痛みが強くなり、首だけでなく左腕にも痛みが生じている。首を動かすと痛みが強くなる。この状態は10年前にも起こった。この時は整形外科へ行った。MRIでヘルニアといわれ、頸椎の牽引をしたが変化なかった。1,2ヶ月無理をしないようにして直した。その後、一年に一回の割合でこの症状が起こる。

来院時の症状

頸椎自動可動域
 屈曲45°左頚部から上腕外側にかけて痺れ↑ 痺れは肘関節の上方まで
         伸展30°C7/T1左に痛み↑
         側屈20° 回旋45°症状の変化なし 
小円筋左 トリガーポイント 症状増悪
頚部ディストラクション 陽性 症状減

施術後の経過

C7/T1左椎間孔の圧迫による頚部の痛みと左腕のしびれが起こっている可能性があったので、左C7/T1左に掛かっている圧を減少させるように頸椎のモビリゼーションと、頸椎を安定させる筋に対するSTTを行った。また、姿勢が悪く背中が丸まり、顎を突き出すような状態であった。このために頚胸移行部に負担がかかっていたので、姿勢の改善を行うためのアプローチも行った。
施術一回目の後、頸椎と左腕の痺れは50%減少。夜にはほとんど痛みを感じない程度まで改善した。翌朝、起床時には痛みが施術前100%の状態に戻っていた。これは、症状のある側である左側を下にして横に寝ていたことが原因と思われる。その後は症状のある側を上にして横に寝るか、枕を高めにして、仰向けに寝てもらうようにした。4回目の施術で首の痛みはほぼ改善、腕の痺れはほんの少し感じるくらいまでに改善。7回目で頸椎の運動に伴う左腕の痺れと痛みは改善。施術を終了した。

担当 コメント

腕の痺れには様々な原因が考えられます。今回のケースは神経が頸椎から出てくる場所で圧迫をされていたことが原因でした。体重がかかることで痛みや痺れが起こる症状は改善にある程度時間を要します。首を動かしたときに腕に痺れや痛みが起こる場合には早めにTRINITYカイロプラクティックをご利用されることをお勧め致します。 

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