40代男性 ジムトレーニング後に肘が伸びなくなってしまった。

来院までの経緯

横浜市緑区在住の40代男性が、ジムトレーニング後に右肘を伸ばそうとすると激痛を感じ、肘を伸ばせなくなったため来院した。 普段からジムでのウエイト トレーニングを行っていたが、3週間前から少し追い込んでトレーニングをしていた。 その頃は、「違和感」があった程度だったが、10日前のトレーニング後から急に右肘が伸びなくなってしまった。 右肘を左肘と同じように伸ばそうと思うと強い痛みが出て伸ばせない。マッサージに行ったが改善せず、 むしろ左肩も痛くなってしまったため、ホームページをみてTRINITYカイロプラクティックに来院した。

来院時の症状

・右肘関節に屈曲変位。(伸展120度)
・右肘関節の伸展動作での強い痛み。(他動/自動運動ともに)
・右肩甲骨内側と上部の強い痛み。

施術後の経過

初回は検査の結果、右上腕の屈筋群(上腕二頭筋・上腕筋)の腱が伸びない可能性が高いことがわかった。
そのため、上腕二頭筋の運動神経を刺激したまま、上腕二頭筋の伸張を行い、上腕二頭筋腱に存在する受容器(筋内に存在するセンサー)の抑制を行った。
結果、肘関節伸展150度まで痛み無く可能となった。さらに、肘関節自体を速い速度で伸展させることも行い、腱の伸張を行った。合わせてストレッチの指導も行い終了した。
2回目の来院時には、伸展170°まで改善していたため、上腕の屈筋群の緩和を行った後、前回の継続施術を行った。ほぼ伸展が可能となった(175°)。
3回目の来院時には、前腕の回内変位がわずかに残存していたため、前腕の屈筋群である円回内筋の緩和施術を行った。
さらに、上腕筋をメインに緩和操作を行い、肘関節伸展がスムーズに行えるように最終的なケアを行った。
その時点で、右肘伸展が違和感も痛みも無く可能となった。(180°)
現在、快適にジムトレーニングを行えるよう、月一回程度のメンテナンスケアを継続されている。

担当 コメント

本症例は、過剰なジムのトレーニングによって引き起こされたものです。肘に関しては、上腕の屈筋だけを優位に鍛えてしまうことによって、肘の屈曲が出来なくなることが非常に多いのです。本来は、屈筋および伸筋を同等に鍛えることが必要であり、関節の機能が損なわれないように注意すべきなのです。
肘関節の問題が生じた場合、その機能を取り戻すためには、やはり専門的な施術が必要となります。
もちろん、そのような問題が起きないようにトレーニングの工夫をすべきですが、
もしそのような問題が生じてしまった場合には、早急に当院にご相談下さい。

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