50代女性 側弯症によって起こる慢性的な肩こりと腰痛

この方のお悩みと経過

思春期の頃から側弯症が始まり、整形外科で購入した矯正器具を着用していたが改善できず、現在強度の側弯状態が存在している。その為、慢性的な肩こりや腰痛を持っており定期的にケアする為に新横浜TRINITYカイロプラクティックを選択した。

来院時の症状

座って行う仕事が多く、2時間ぐらい仕事をしていると症状が強くなってくる。
肩は右肩の方が凝りやすく、腰は左側に偏って症状が誘発される。
痛みは一定ではなく、同じような姿勢を取っていても症状が出るときと出ないときがある。
動いたり、お風呂で温まると多少楽にはなるが、また同じような姿勢を続けていると症状が出てきてしまうような状態であった。

施術後の経過

初回の施術から楽になり、肩こりなどの症状もかなり軽減が見られるようになった。
症状が出てくる頻度が少なくなり、以前よりは調子の良い状態は保ちやすくはなった。
しかし、根本的な問題である側弯症は完全に改善させる事は難しいため、しばらく間隔をあけると徐々に症状の出る頻度や強さが強くなっていくような状態である。
完全に側弯症を改善させる事は難しいが、固くなった筋肉を緩めるだけではなく、歪んでいる背骨を戻す方向へ可動性をつけていったり、矯正を加える事によって少しずつ負担の偏っている状態が改善してきている。

担当 コメント

突発性側弯症は思春期の女性に多く、明確な原因は未だによく分かっていないのが現状です。
側弯症は重度の場合外科的な処置を施す場合がありますが、ほとんどの場合は装具療法(コルセットなど)、ギブス療法、牽引療法などが主流です。
このように成長期に歪んでいくことを防ぐ為に固定をしていくのですが、カイロプラクティックでは歪んでいく方向へテンションをかけている筋肉を緩めたり、逆に伸ばされて弱化してしまっている筋肉の強化などを行ったり、歪みが強い特定の関節が可動性が悪くなり固くなっていることに注目し、その部分の関節の可動性を回復させ身体にかかる負担の分散を狙ったりしていくことによってバランスを整えていくようにしていきます。
残念ながら、外科的療法もカイロプラクティック療法も側弯症を完全に真直ぐにする事は難しいですが、カイロプラクティックは慢性的な症状を訴えやすい側弯症の方にとって症状を軽減させたり、出さないようにしていくことにはかなり有効な施術方法です。また当クリニック院長の研究結果では長期間カイロプラクティックを受けることによって側弯の角度の改善がみられる事も分かっています。
その為、少しでも症状の改善や姿勢の改善をしたい方には有効な施術が提供できるでしょう。

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