50代女性 右親指付け根の痛み

来院までの経緯

横浜市港北区在住の50代女性が、右親指付け根の痛みを訴え来院した。 右親指を伸ばしたり反らすことが出来ない。特に、反らそうとすると痛みが強く出るため、 ホームページをみてTRINITYカイロプラクティックに来院した。

来院時の症状

・右舟状骨と月状骨(掌を構成する骨)の手掌側への変位。
・第一背側/掌側骨間筋、母指内転筋(母指球筋群)の過緊張。
・長/短橈側手根伸筋群の腱鞘の炎症。

施術後の経過

初回は、右掌を構成する舟状骨と月状骨の変位が顕著に見られたので、その変位を矯正する施術を行った。
さらに、母指を伸展(反らせる)させる筋肉の腱の炎症を緩和させる操作を行った。
施術後には、母指の動き(伸展、屈曲等)が可能となった。
伸展時にわずかに母指背側に痛みが出る程度になっていた。
2回目の来院時には、母指の伸展は可能であったが、伸展最終域での母指背内側の痛みがみられたため、
母指伸筋群の腱の滑りの回復と筋腹の緩和操作をメインに施術を行った。
さらに、前腕の橈骨と尺骨の手首側の動きを回復させる操作を追加して行った。
施術後には、母指を動かしても痛みがなくなり、スムーズに動くようになった。

担当 太田コメント

この女性は前日に、ご主人の背中を親指で30分程もんだ後に、このような症状が強く出たそうです。
お仕事でも右手を特によく使い、親指を酷使しているようでした。
来院時には、掌を構成する手根骨という8個の小さな骨の中で、親指側の舟状骨の位置が顕著にズレていたため、親指を動かすとその骨がぶつかってしまい痛みが出ていたことがわかりました。
また、そのような状態で親指を使ってしまったため、親指を動かす筋肉の腱にストレスがかかり、炎症が起こってしまったようです。腱鞘炎的症状においても、その契機となる原因は様々です。
今回のように、骨の位置やが腱にストレスを与えるている場合もあります。
この場合、カイロプラクティック的アプローチが症状の改善に有効となります。
腱鞘炎などの症状においても、一度、専門家である当院にお問い合わせ下さい。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA